土居幹治 専務取締役
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。
「だしの伝道師®」土居でございます。
かつお節の強力なライバルが出現しました。
代替肉市場が世界的に急拡大しています。
特に、植物肉の市場が広がり、日本でもハンバーガーチェーンが続々と大豆ミートを使ったハンバーガーの販売を開始しました。
背景にあるのは大豆加工技術の進歩で豆臭さが減少したことと、SDGs絡みのエシカル消費の浸透。
具体的には、畜産のための森林伐採反対や家畜が排出するメタン削減などの環境問題、健康志向、動物愛護精神、等々があげられます。
次に、培養肉です。
2020年、シンガポール政府は世界で初めて米国企業の培養肉の販売を許可しました。
培養肉は、家畜から取り出した幹細胞などを培養して生産した人工肉。試験管の中で肉を作るようなものだから当然高価ですが、2025年頃には培養肉の生産コストが牛肉を下回ると予想されています。

大豆ミートと培養肉がけん引する「代替肉市場」は現在12兆円。これが2050年には138兆円まで拡大し、既存肉の半分以上の規模になるらしい。
そして、さらに注目を集める代替肉があります。
それは、昆虫肉。特にバッタです。
バッタの栄養成分を見て驚きました。100g中にたんぱく質73g、脂質6g。
これってかつお節に肉薄する数字じゃないか。

さらに、そのたんぱく質を1kg作るのに必要な飲料水や飼料が牛肉と比較してはるかに少なく、発生する温室効果ガスに至っては、牛肉の2850分の1しか出ないんです。
また、トノサマバッタはポリフェノールの多いイネ科の植物を食べるから、この昆虫肉は血糖値やコレステロールを下げる効果があるという機能性つき。
とはいえ、虫取りに明け暮れた少年時代を思い出すと、そう簡単にトノサマバッタを食べるわけにはいきません。
高たんぱく低脂肪のかつお節の前に立ちはだかる新たなライバル昆虫食。
昆虫少年の魂がメラメラ再燃するのであります。
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
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