土居幹治 専務取締役
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。
「だしの伝道師®」土居でございます。
ハマるネーミング、なかなか奥が深いです。
NHKの名字を探究する番組で「名字に多い色は青、赤、黒、白の4色」だと解説していました。
その理由は、古代人の色表現がこの4色に集約されていたから。
山の緑や海の青はすべて青(緑は色ではなく新芽を表現する言葉でした)。
紅葉の黄色や橙色はすべて赤。
闇は黒。
眩しい光は白。
だから「青い、赤い、黒い、白い」とは言うけど、古来より色として使用されてない色は「黄色、茶色、紫色」というように「色」を付ける必要があったそうです。
とすると、商品名に色を入れる場合も、青、赤、黒、白に絞った方がヒットするかもしれません。
松田聖子「青い珊瑚礁」、小林旭「赤いトラクター」、水原弘「黒い花びら」、ベッツィ&クリス「白い色は恋人の色」…。ふむふむ。
さらに言語学者によると、日本人は、カ行、サ行で始まって母音がアで終わる音が好きなのだとか。
「カローラ」「ゴジラ」「スタバ」「さんま」「昭和」。
いろいろ学んだことを食品に応用してみました。
例えば、霧島酒造の「黒霧島」が、カ行で始まって母音がアで終わるこの法則に合致。
「黒」という古代からの色もついているし。
「コカ・コーラ」「サラシア」「コメダ」「サイゼリヤ」なんかも。
ならば、かつお節の新商品を「黒薩摩」にしようとひらめいたんですが、某畜肉メーカーが商標取っててあっさり断念。
まだまだ、青いひよっこ。「さすらいのマーケッター」なのであります。
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。
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