土居幹治 専務取締役
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。
「だしの伝道師®」土居でございます。
前回の続きでEPAの話です。
EPA(エイコサペンタエン酸)は青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸で、血中コレステロールや中性脂肪を下げる働きがありますが、青魚でも健康食品でも医薬品でも全く同じ成分を摂取できる珍しい事例です。

もちろん含量は違います。生イワシ1匹(150g)にEPAは1800mg。トクホで売られている健康食品だと100mlに600mg。そして、病院が処方するお薬1包なら900mg。
当然、純度は医薬品の圧勝ですが、生イワシ1匹と医薬品2包が同含量なのだから、食品もあなどれません。
ちなみに、カツオ、サバ、イワシ、ムロアジなどの青魚の節がだしに適しているのは、これらの魚が回遊魚であることに由来します。
回遊魚だから、泳ぎ回るためのエネルギーを生成するATPが多くなるのですが、このATPは漁獲後「自己消化」という現象でだしのうま味成分であるイノシン酸に変化します。
泳ぎ回る青魚はATPが多いからイノシン酸が多くなってだしがよく出る、ということなのです。

鮮魚で食べるとEPA、だしを取るとイノシン酸、そのまま食べるとたんぱく質。
もうこれは天然のサプリメントのようです。
海洋資源を大切にしてきた日本人の叡智を閉じ込めた削りぶし。

毎日の食卓を健康面でサポートします。
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
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かつお節文化の拡散に邁進中。
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