土居幹治 専務取締役
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。
「だしの伝道師®」土居でございます。
食品と化粧品、粒の大きさを競い合ってます。
食品業界の最新トレンドに、「マイクロ粒子」というものがあります。
これは、粉末入りの緑茶飲料に代表される超微粉砕技術で、1ミリの1000分の1であるマイクロメーターレベルの粉末を商品に配合し、風味を向上させるという加工技術。
石臼で挽いたような数ミクロンの粉末が、食品業界を変えようとしているんです。
我が社もこの技術をかつお節の粉末に応用し、風味の良いだしの素や白だしを商品化しています。
ところがどっこい、化粧品業界の技術はそんなもんじゃないんです。
マイクロのさらに1000分の1、「ナノ粒子」です。キーワードは光の散乱。
ヒトの皮膚は細胞や線維、色素などさまざまな部品で構成されていて、光が入射するとこれらの部品の境界面で何度も何度も散乱しながら拡散していきます。
昔の化粧品ではこの皮膚上の自然現象が再現できず、バブル期のような野暮ったいベタ塗りメイクになっていました。
これがナノ粒子で一気に解決。酸化鉄、酸化チタンなどの無機顔料や、サンセットイエロー、赤色201号などの有機顔料を数十ナノメートルサイズにすることで光が乱反射し、透明感のあるナチュラルメイクが完成するんです。
恐るべし化粧品業界。
美の追究は食欲を上回り、微細技術は食品の1000分の1スケールで高付加価値を実現しました。
加工食品も負けてはいられません。
ナノサイズの泡「ナノバブル」で牡蠣を殺菌する技術が実用化されていますし、ナノバブルが溶け込んだ水でおいしいだしを取るチャレンジも進行中。
どんどん小さくなる泡や粉末ですが、付加価値と夢はどんどん大きくなるんです。
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。
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