土居幹治 専務取締役
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。
「だしの伝道師®」土居でございます。
平和を祈る8月15日です。
ニュース映像を通して知る異国の戦争はどうしても他人ごとになりがちですが、我が国の戦争体験者へのインタビュー番組を見ると、その壮絶な内容に言葉を失います。余命を悟った先達が後世を憂い、平和を念じて絞り出した魂の声はとてつもなく重いのです。
「わたし、人を殺しました。上官の命令は絶対でした」
「背負った荷の重さで肩ひもが擦れ、皮がめくれ、ウジがわきました。今の若い方は、他に方法があったのではと思うかもしれませんが、どうしようもないのが戦場なんです」
「部下に死ねと命じた私が生き残ってしまいました。申し訳なく外出は未だに控えています」
就寝前のコップ1杯の水がとてつもなく重く感じました。戦場では水の奪い合いで命を落とすこともあるというのに、平和ボケの今日、飽食でドロドロになった血を薄めるように水をあおります。
成人が通常の生活の中で汗や尿として失う水分量は、1日約2.5リットル。対して食事で摂る水分は約1リットル。つまり、毎日1~2リットル程度は水を飲まなければならないんです。2リットルの水って、戦場では何人分?炎天下の行軍で脱水症状になった場合、どうやって回復させたの?
ちなみに、脱水時の経口補水液を手作りする場合は、水1リットルに砂糖40グラムと塩3グラム。スポーツドリンク並みに効果があります。あと、非常時のたんぱく源として、腰にかつお節をぶら下げるのもおすすめ。もちろん、戦場では詮無い話ではありますが…。
終戦記念日、コップ一杯の水を英霊に捧げつつ、戦争体験者のこんなコメントに思いを馳せました。
「途中から戦友の死を悲しまなくなりました。ただ祈るだけでした」
世の中から戦争体験者がいなくなると、また戦争が始まるといいます。ただただ平和を祈るのであります。
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。
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