土居幹治 専務取締役
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。
「だしの伝道師®」土居でございます。
赤いネット入りのみかん、旅お供の定番でした。
つくば市にある国の研究機関、食品総合研究所で食の感性に関する研究が進んでいます。具体的には、味、におい、食感、外観、偏見、事前情報、食卓同席者等のさまざまな要因が、食の認識にどのような影響を与えるのかを調べる研究で、人間の心と食の関わりを検証するそうです。
食感(触感)…もちもち、パリパリ、ふんわり等、日本語には食感を表現する単語が445語もあり、これはフランス語の3倍、中国語の2倍。そして、その内の7割が「オノマトペ」と呼ばれる擬音語、擬態語。
マルトモの差別化商品「めっちゃ使える ふわふわ花かつお25g」も、オノマトペでソフト感を伝えています。
ちなみに、オノマトペは短歌の世界で作品に広がりを持たせる際の必殺技です。
「サキサキとセロリ噛みいてあどけなき汝を愛する理由はいらず」 佐佐木幸綱
「君かへす朝の鋪石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」 北原白秋
外観(視覚)…霊長類の色彩感覚は熟した果実を検出するために発達したと考えられており、人間の視覚による食品の認識も、進化の過程で培われてきたと考えられます。よって、食材の彩り、盛りつけ、食器のセンスは大事。
量販店に並ぶ、ミカンの赤いネットやオクラの緑のネット。あれは、「色の同化」という錯視で食材の色を鮮やかに見せるためのテクニックです。花かつおも赤い包材に入れる、ピンク色が鮮やかに見えます。ちなみに、煮干し削りは青い包材の方が、鮮度がよく見えます。
昭和の実家では、ミカンを食べ終わった後の赤いネットは、決まって固形石鹸を入れて井戸のそばにつるされてました。ネットがあると泡立ちがよく、ゴシゴシ手が洗えるんです。緑のネットはなかったから、赤の方がキレイになると思う心理的効果があったのかもしれませんね。
愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して
研究開発に従事。九州大学への論文提出で農学博士号取得。
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かつお節文化の拡散に邁進中。
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