おいしいみそ汁の
作り方のコツ
多くの日本人が「好き」と答えるみそ汁。
地域で昔から作られてきた味噌、その地域ならではの食材、
家庭ごとのだしの取り方等々、
地域や家庭に根ざしたおいしいみそ汁。
そんな、おいしいみそ汁のレシピは、
ごまんとありそうですが、
あえて、おいしいみそ汁を作るための8か条を
あげてみました。
おいしいみそ汁のコツ8か条
①味噌を入れたら、沸騰させない。
みそ汁は、沸騰直前の「煮えばな」がおいしいとされています。
味噌を入れた後で沸騰させると、せっかくのみその香りや風味が飛んでしまうので、味噌を入れたら、沸騰直前で火をとめるか、火を止めてからみそを溶きましょう。
②だしの素は最初に半分、仕上げに半分
だしの素は、最初に半分入れて、うま味が食材にしみ込むように。
後の半分は、せっかくのかつお節の香りが飛ばないように、仕上げに入れると香り豊かなおみそ汁に仕上がります。
③旬の食材を活用する
旬の食材は、新鮮なので、香りやうま味が豊富です。
おまけに、お買い得なので家計にもやさしい。
買い過ぎて、だめにしないように注意しましょう。
④食材の組み合わせで相乗効果を
だしの素、かつお節にはイノシン酸、野菜の多くにはグルタミン酸、そして干ししいたけなど
きのこ類にはグアニル酸が含まれます。
このうま味成分が合わさることで、うま味の
相乗効果が生まれ、飛躍的においしくなります。
食材の組み合わせを意識してみましょう。
⑤具材は同じ大きさにそろえる
具材は、同じ大きさにすることによって、食べやすくなります。
お子様のいる家庭などでは、特に、口に入りやすいように小さめに切って、ミネストローネを作るような感覚で作ると食べやすくなります。
⑥火の通りにくいものから入れる
大根やかぼちゃなどの根菜、白菜、キャベツ、小松菜などの葉物は火の通りやすさが違います。
火の通りにくいものから鍋に入れます。
時間をあまりかけたくない時は、薄切りにして火を通りやすくしましょう。
⑦トッピングで風味を楽しむ!
ねぎ、みょうがなどの香味野菜はもちろん、青のり、刻みのり、天かす、七味唐辛子、ラー油、柚子胡椒、オリーブ油、バターなど、常備している乾物や調味料類で、新鮮な味わいが楽しめます。
⑧追いかつお節で、料亭の味に
いただく直前にかつお節をトッピングすることによって、香り、うま味、コク味をアップし、まるで取りたてのだしで作ったようなみそ汁の味わいを
楽しめます。
使い切りに便利な、小袋のかつおパックが重宝します。