和食のやさしいおいしさは、だしのおいしさ。
だしには、塩味が控えめでもちゃんとおいしく感じられたり、旬の食材のおいしさを引き立てたり、食べにくいものを食べやすくしたり、色々な力が詰まっています。
そんな、やさしい和食のおいしさをもっと手軽にご家庭で味わっていただきたい。
「和食の力 だしパックⓇ」「和食の力 あごだしパック」で、やさしい和食をもっともっと身近に!
◆つなげていきたい、和食文化の4つの特長◆
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1. 多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっている日本は、地域に根差した多様な食材が使われます。
そして、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。 -
2. 健康的な食生活を支える栄養バランス
“一汁三菜”を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスであると言われています。
また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活となり、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。 -
3.自然の美しさや季節を表現
食事の際、自然の美しさや四季の移ろいを表現できることも特長のひとつです。
季節の花や葉などで料理を飾りつけたり、季節に合った器などを利用したりして、季節感を楽しみます。 -
4.年中行事との密接な関わり
日本の食文化は、年中行事と深く関わって育まれてきました。
自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深めてきました。
◆だしの取り方◆
沸騰して3分で本格的なだしが取れます。
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① 鍋に水600mlとだしパックを1袋入れ、火にかける。
※ 鍋のフタはしないでください。
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② 沸騰後、弱火で3分間煮出します。
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③ だしパックをお箸等で軽くしぼり、取り出してから調理してください。
※ だしを取るときは熱湯にご注意ください。
※ 必要に応じて、水の量を調節してご使用ください。
◆だしのチカラ、よく知って活用しましょう!◆
和食のおいしさの要ともいえる「だし」には、おいしさだけでなく、いろいろなチカラがあります。
だしのチカラをよく知って、健康的な食生活のためにも上手に活かしたいですね。
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1.うま味の相乗効果
かつお節に含まれるうま味成分イノシン酸と昆布のうま味成分グルタミン酸、そしてしいたけのうま味成分グアニル酸が出会うと飛躍的なおいしさになり、うま味の相乗効果と言われます。
和食には、このうま味の相乗効果が起きるようなだしの組み合わせが活かされています。 -
2.素材の持ち味を引き出す
だしは、食材の持ち味を消すことなく本来の味を引き出します。
さらに、だしの持つうま味やコク味、香りが加わることにより、素材をよりおいしくいただけるようになります。 -
3.やさしい塩味でもおいしく
だしを効かせるとやさしい塩味でも、コク味やうま味のおかげでおいしくいただけます。
子供の頃の味覚形成期に、薄味や刺激の少ない味に慣れさせたいですね。 -
4.食べ物の消化を促進してくれる
うま味成分は三大栄養素の一つでもあるたんぱく質が存在する目印といえます。
食べたものがちゃんとカラダの栄養になるように、うま味成分はたんぱく質の消化促進のために働くとも考えられています。 -
5.素材の苦味やえぐみを消してくれる
大人でも苦手な方もいるクセのある野菜、ゴーヤやピーマンなど独特な苦味のある食材も、だしがしみ込むことによって、苦味やえぐ味がマスキングされ、とても食べやすくなります。
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6.食材の味を調和させる
お鍋や煮物は、野菜や肉、魚などさまざまな食材の味が合わさりますがばらばらに感じることはなく、まとまった一つの豊かな味に感じられます。
だしには、いろいろな食材の味をおいしく調和させるチカラがあります。 -
7.心やすらぐ、ほっとする香り
かつお節のだしの、なんとも言えない良い香り。他の食品では感じることができない独特のもの。
かつお節には、多くのうま味成分と香味成分が含まれていて、その成分が複雑に絡み合い、あの味わいと香りを作りだしています。 -
8.食べすぎ防止にも
かつお節のだしには「満足感」を得る要素が含まれています。
だしをしっかり効かせて満足感を得ることによって、食べすぎ防止にもつながります。
よく噛んで食べることも忘れずに。